にびびーむ

はい。

初デートで鼻血だして振られた話。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕は最近とある女性のことでメンヘラおじさんになっていました。

 

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その方とは昨年知り合って以来熱烈なアプローチを続け、念願のカフェ&カラオケデートにどうにか漕ぎついたものの、

デート当日のあり得ない大失敗によってすっかり疎遠になってしまったのです。

これから華の大学生活が待っている方々も多いと思うので、そんな方々にはどうか僕の失敗を教訓に頑張って頂きたいと思います。

それでは、その子との出会いから順にお話しましょう。


【第一章 出会い】

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 まず前提として、その子と出会うまでの僕の状態について。
その頃の僕は絵とポケモンに熱中するあまり風呂も週に一度しか入らなくなり、2週間ずっと同じ服で寝起きして講義にもそのまま出席するような状態だった。
当然友達もできず、てか近寄ってこず、、

 

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だが、そんな僕にもある日天使が舞い降りる。
ある少人数の講義の後、いつも通り早く帰ってえっち絵描いて寝ようと思ってた薄汚い男性(19)に一人の女性が近寄ってきてこう言った

 


「ねえねえ、俺くんだけこの授業のLINEグループ入ってないよね?はいろ!」

 


。。。え、そんなんあったん。。。
いっつも即帰宅RTAしてたから知らんかったわ。。。

なんとその子は、

二週間洗ってないしまむらの見切り品パジャマ姿の俺に何のためらいもなく接近し、救いの手を伸べてくれたのだ。

当然、対女性免疫ゼロのチョロオタクが恋に落ちないワケがない。
そのあとの僕の成長速度はタケノコをも凌駕していたと思う。わざわざ銀座ユニクロまで服を買いに行き、さらに風呂も毎日入るようになった。

そしてLINEや始めたばっかのインスタで猛烈にアプローチを重ねた結果、とうとう僕の努力をわかってくれたのか、休日に一緒にパンケーキを食べる約束をするに至ったのである。

 

そう、僕は19にして人生初のデートをすることになったのだ

 

 

【第二章 暗黒の土曜日】

 

運命の初デート前日は遠足前の小学生状態を何とか鎮めて早めにベッドイン

 

そして迎えた当日。。朝三時。。。なんか異常に寒い。。
しかもめっちゃ鼻出る。。


その時僕は悟った。

 

熱あるわ、コレ



いやよりによって今日かよ........
でもさすがに初デート当日にドタキャンするようなご無礼を働くわけにはいかない...

その時僕の頭をよぎったのは、受験の時お世話になった恩師の言葉だった。
「試験当日に熱出たら強壮剤を飲め!!」

 

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...そうだ、強壮剤だ...それしかない...!
迷わず一番強いと噂のユンケル ファンティ(一本3000円)を買いに開店早々マツキヨに駆け込む哀れな少年。

.........まてよ...
しかし「強壮剤」という名前に一抹の違和感を覚えた僕はマツキヨの駐輪場で念のためその効能をググり、自分の心配が現実のものであったことを知る。

これはアカン...

なんでも強壮剤は、しばしばセッ〇スをする際に極限までアレをデカくする目的で飲用されるもので、のんだらビンッビンになるらしい。

ただでさえ女性免疫の深刻な欠如が問題となっているこの頃。
最強の強壮剤なんか飲んで、デート中に〇起でもしたらひとたまりもない。

結局控えめにファンティの一個下ぐらいの強さの小瓶を買ってデートに向かう僕。
そしてエンカ。。。
パンケーキの時間は割と平穏に過ぎた。

その後手持ち無沙汰になった僕らはとりあえずカラオケへ行くことに


そして、悲劇は起きる。

ちょっとトイレ行くねー!と席を外すその子
おにゃの子のカワボを間近で聞ける興奮を必死に抑え、平静を保とうと決意を固める僕。

しかし(多分)熱もあり風邪気味だったため歌ってる最中に鼻が出ないか心配だ。
......今のうちに鼻かんどくか
あの子の前でズルズルやるのもデリカシーないし

チイーーーン

....
.......
...........あ。

鼻腔を猛スピードで降下する生ぬるい感触。口の中に広がる鉄特有の臭み。


鼻血である。

さっきのパンケーキのレシート裏に「ごめん、鼻血、トイレ行く」と走り書きしてトイレに駆け込む。

 


...30分後


いつ止まるんこれ。

そう、この時出た鼻血はただの鼻血じゃない。
そこそこ強い強壮薬を飲んだことで、血流は平時の数倍にも跳ね上がっていたのだ。

結局1時間たっても止まる気配はなく、その子を待ちぼうけさせるのもさすがに申し訳なかったので、殺人現場と化したトイレを急いで掃除して血塗れのトイレットペーパーを顔に押し付けたまま部屋へ戻ることに。

結局めっちゃめちゃその子に心配されながら一曲だけ歌って、そのあとはずっと鼻抑えて聞き役に徹する。予約の2時間のうち一時間を鼻血に費やしたため時間は一瞬で杉田。

 


そして帰り道。
二度と鼻はかまないと心に決めふたりで改札に向かう。
カラオケはちょっと残念だけど終わりよければすべて良しだ。
最後はせめてかっこよく振舞おう。
もし雰囲気が雰囲気なら告白も......
一生懸命気持ちを切り替えて変にポジティブな未来を創造する僕。


...なんか鼻ムズムズするなあ。。。
ま、くしゃみぐらいいっか。へっくち

.........

 

 

 


.........鉄の味がする。



数分後
手とシャツを真っ赤に染めながらラッシュアワーの駅構内に赤い水たまりを作る僕がいた。

......結局その子と通行人のおばさん数人に助けられてマルイのトイレに駆け込む。

その後、心優しいことにその子は僕の鼻血が止まるまでまた40分ぐらいトイレ前で待っていてくれたが、鼻血が止まると同時に解散した。

それ以来LINEもなんかそっけなくなり、もう一か月以上会話もしていない。


心残りだらけだが、まるで腐れ神だった僕に文化的な生活を教えてくれた彼女には感謝してる。

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結局何が言いたいかっていうと、体調管理だけはしっかりしとこう。
その場の話題とかはその時その時でどーにかなるから.......


みんなはどうか僕の代わりに幸せになってください。
以上です。